キャリアの積み重ねが自分の「強み」になる

「元林を受けてみようかな」と思ったきっかけ 

 就活での企業説明会に参加したとき、社風が堅苦しくなく風通しがいいと話されていたのを聞いて、いいなと思ったのが最初のきっかけでした。また私はバックパッカーの経験から日本だけでなく海外に関わる仕事をしたいという想いがあって商社を希望していましたので、仕事内容の説明で（その当時）バッグの事業部が海外から商品を輸入して販売しているが、ゆくゆくはグローバルな視点で海外ビジネスを展開…という説明があり、とても興味を抱きました。あとは、父親にプレゼントしたライターが元林の「Princeドルフィンライター」だったのもご縁かな…と思います(笑)。 

「営業」志望だったが、商品企画の「プランナー」に 

 入社すると均一事業部に配属となり、アシスタント業務に就きました。それから半年ほど経って、アシスタントをしながら商品企画に携ることになりました。私が初めて企画した商品は「けん玉」です。当時は「けん玉ブーム」で私がけん玉を趣味にしていることを上司が知っており、 それなら他社に勝る「けん玉」を企画して提案しようとなりました。 この件が、商品企画を一から学ぶ機会となりました。しかし、けん玉の仕様 にこだわりすぎて企画に一年ぐらいかかり苦労しました(笑)。「けん（剣）」と穴の空いた「玉」の重さには比重があって、玉の方がちょっと重くて、軽いと持ち上げにくかったりするので、その辺りを工場と調整するのに時間がかかってしまいました。 

「プランナー」の経験が営業の「強み」になる

けん玉の企画提案をきっかけに、プランナー職にも興味を持ち始めました。それまでは営業志望だったので、営業職の希望を出していましたが、まだ早いと。それでもわがままいって実際に営業させてもらいましたが、そのときに思ったのがプランナーの経験があると営業に役立つと。提案型の営業をするのであれば、商品のコンセプトや製品の生産工程、素材の特徴などを企画目線から提案できるため、より説得力が増し、プランナーの経験が強みになると思いました。そこはいい意味で入社する前と後にギャップがありました。 

入社してからのキャリアアップ 

入社したときはプランナーのアシスタントでしたが、商品のことを学んで「プランナー」になるというのはひとつのキャリアアップだったと思います。実際にプランナーで培った経験や知識を糧に企画営業もしていたので。そのタイミングで得意先様や仕入先様とのやり取りを自分でハンドリングすることも覚えて、仕事の幅が広がりました。広がりとともに、スキルアップもしていると思います。
また、プランナー時代には「チームリーダー」という役割を担わせてもらうこともありました。そこでのリーダーの経験が自分にとっては非常に大きかったと思います。メンバーそれぞれの想いを尊重しながらもリーダーとしての発言や責任を求められたので学ぶことが多くありました。メンバーにも恵まれましたね。みんなしっかり意見を言ってくれる人たちだったのでとても楽しく仕事ができました。

海外事業部への異動を希望 

2022年から海外事業を担うGF（グローバルフロンティア）部門配属となりましたが、自らの意思で異動を希望しました。配属されてからの半年間は移行期間としてプランナーも兼務していたので、海外事業（GF）とプランナーの二足の草鞋を履いていましたが、今はGF専任です。仕事内容は大きくわけて２つあり、商社化と現地化です。商社化は、海外のマーケットに元林の商品を販売して外貨を稼ぐことが目的で、そのルートをゼロから作っていきます。現地化は、現在日本で行っている業務を現地で行います。主に仕入と開発の業務で、仕入は海外の仕入先様や協力工場の納期管理や物流構築です。開発は、中国で作る商品を現場で現物を確認して、現実を認識して問題解決をする「三現主義」に基づいて開発業務を遂行することで、よりよい商品を素早く提供できることを目標にしています。

－今後行きたい国はありますか？ 

私はどこにでもいきたいですね。しいて言えば、 アフリカや南米に興味があります。東南アジアから徐々に進出していきたいですね。

－達成したい目標は？ 

「グローバルに稼ぐ」が私の大命題、まずは外貨を稼ぐことを達成したいです。ただそれだけだと稼いで終りみたいになってしまいますがそうではなくて、グローバルに稼ぐことで、関わる人や場所も広がっていきますし、自分の出逢いの中で人と人を繋ぐこともできたら、ビジネスとしても人生としても面白いですよね。 

元林は堅苦しくないし、風通しがいい。 

まさにその通りだと思います。上司とは話しやすい環境が作られていますし聞きたいことは何でも聞ける職場環境ですが、ただすべてを教えてくれるのではなく、逆にそこは自分で考えたほうが掴めるよと言われたり。そうしたメリハリも勉強になります。